2015年7月31日金曜日

多重債務110番、9月に飯田橋で実施へ

東京都は、都内の区市町(23区26市1町)、東京三弁護士会、東京司法書士会、日本司法支援センター(法テラス)など法律専門相談窓口と連携して、無料特別相談「多重債務110番」を実施する。都では「債務問題は必ず解決できます。一人で悩まず早めにご相談ください」と呼びかけている。

2015年7月27日月曜日

40代男性「別居中の妻が面会妨害」…「娘と会えず」制裁金4倍

 ■名古屋高裁決定 「子の利益最優先」民法改正じわり

 別居中の妻に長女との面会を妨げられたとして愛知県内の男性が面会の実現を求めた裁判で、妻が正当な理由なく面会させなかった場合に科される間接強制の制裁金を4倍に増やす決定が名古屋高裁であったことが25日、分かった。親子の面会で制裁金が大幅に増額されるのは異例。面会交流調停の申し立てが増加する中、面会を妨げた親の親権変更や弁護士への損害賠償命令などの司法判断が相次いでおり、専門家は「子供の利益を最優先にする民法改正の影響だ」と指摘している。

2015年7月23日木曜日

<成年後見>着服事件相次ぐ 弁護士にも監督人

 ◇「不正防止」へ東京家裁が運用始める

 認知症や障害などで判断能力が十分ではない人の成年後見人に選ばれた弁護士が財産を着服する事件が相次ぎ、東京家裁は弁護士の不正をチェックするために別の弁護士を「後見監督人」に選任する運用を新たに始めた。家裁は再発防止に厳しい姿勢で臨む考えだが、弁護士が弁護士の仕事に目を光らせる仕組みに、弁護士会からは「弁護士が信用されていない」と反発の声も出ている。

2015年7月21日火曜日

子どもの消費者トラブル、巻き込まれたらどうする?弁護士が事例で解説

 子どもにまつわる消費者トラブルが、最近多く報告されている。そこでベネッセ教育情報サイトでは、弁護士の佐々木博征氏に、子どもが消費者トラブルに巻き込まれてしまったらどうしたらよいのか、想定事例を紹介してもらった。

2015年7月15日水曜日

日テレ番組に別人出演させた弁護士を懲戒処分

 テレビ番組に架空の詐欺被害者を出演させたとして、第二東京弁護士会は15日、同会所属の奥野剛弁護士(32)を業務停止2月の懲戒処分にしたと発表した。

2015年7月14日火曜日

涙の久美子社長VS怒りの勝久前会長 大塚家具バトルは法廷でも

 大塚家具の創業者で前会長の大塚勝久氏(72)が、長女の久美子社長(47)が大きな発言力を持つ一族の資産管理会社「ききょう企画」に社債の償還を求める裁判が13日、東京地裁で開かれ、勝久氏の本人尋問と久美子氏の証人尋問が行われた。2人が公の場で顔を合わせるのは、3月27日の株主総会以来。視線を一度も合わせる場面はなく、互いに相手の認識の違いを訴えるなど、親子の溝の深さが、改めて浮き彫りとなった。

2015年7月9日木曜日

身元保証人は借金の保証人とどう違う?

■身元保証の責任は身元の保証に非ず

 親戚の大学生から「就職が決まったから、身元保証人になって」と頼まれたとしよう。「身元」とは、辞書的にはその人の経歴や素性を意味する言葉だ。だから、「彼の経歴や素性が確かであることを保証する推薦状のようなものだろう」と考えるのは自然なことだ。しかし、法的な意味合いはこれとは異なる。身元保証人とは、労働者が会社に対して債務を負った場合、その債務を保証する人のこと。たとえば身元保証された人間が商品を壊したり、お金を使い込むなどして損害を賠償しなければならなくなったとき、身元保証人は債務を肩代わりする責任を持つ。借金の保証人に似たものだ。

2015年7月7日火曜日

<ネット犯罪>「処罰知らず」の親子が5割にも

 他人を中傷するなどのネットいじめや、肖像権の侵害に当たる違法な投稿をインターネット上にした場合、どんな処罰を受けるか知らない親子が過半数に上ることが、情報セキュリティー会社「デジタルアーツ」(東京都千代田区)が6日に発表した調査結果で明らかになった。違法性の認識が低いとネット犯罪の加害者になる可能性があり、専門家は正しい知識の普及を訴えている。

2015年7月3日金曜日

風俗で感染した性病を妻に移し離婚要求される その法的解釈

 結婚後もコソコソと風俗店通いを続ける男性は少なくないと思われるが、どれだけ気を付けていても、病気にかかるリスクは免れられない。風俗店通いが祟って性病に罹り、それを妻に移して離婚を突きつけられた場合、どうしたらよいか? 弁護士の竹下正己氏が、こうした相談に対し回答する。

2015年7月2日木曜日

成年後見人の元弁護士逮捕=96歳女性の4千万円横領容疑―認知症で財産管理

 成年後見人として管理していた認知症女性(96)の財産から現金約4200万円を着服したとして、警視庁捜査2課などは2日、業務上横領容疑で、元弁護士渡部直樹容疑者(48)=東京都千代田区三番町=を逮捕した。同課によると、容疑を認めているという。

2015年7月1日水曜日

便器にしがみつき再び出廷拒否 被告不在で初公判、弁護人は認否を拒否

 傷害罪などに問われ、「法廷で手錠や腰縄姿を見られたくない」と昨年2月から出廷を拒んでいる男(42)の初公判が30日、大阪地裁(上岡哲生裁判官)で開かれた。これまで男に同調して出廷を拒否し、過料を命じられた弁護人だけが出廷。「(職権で手続きを進める)糾問主義的な裁判所への意見は言えない」と認否を拒否した。