2013年4月3日水曜日

「不注意で逃げられた?」捨て猫5匹をきちんと育てていないと譲り渡した相手を提訴

 保護した捨て猫を譲り渡した相手が適切に飼育しなかったとして、大阪と兵庫の女性5人が3日、大阪府内の男性(33)を相手取り、猫5匹の返還と計約560万円の損害賠償を求めて大阪地裁に訴えを起こした。

 訴状によると、女性らは捨てられた猫を保護し、それぞれインターネットなどで飼い主を募集。平成22年11月~23年10月、応募した男性に、「最後まで適切に飼育する」という内容の誓約書を交わした上で計5匹を引き渡した。しかしその後、男性が「猫を友人に預けた」と女性の知人に話し、自宅から猫がいなくなっていることが判明した。

 原告側代理人の植田勝博弁護士は「男性は最後まで育てるつもりがなく、何らかの形で処分した可能性が高い」と主張。一方、男性は「不注意もあって逃げられたが、だましたつもりはない」とコメントしている。

 猫の譲渡をめぐっては、里親探しのボランティアから14匹を譲り受けた女性に対し、大阪地裁が18年9月、「飼う意思もないのに詐取した」として計約70万円の賠償を命じる判決を言い渡している。
 
参照:産経新聞

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