預かっていた遺産など約5200万円を着服したとして、業務上横領罪に問われた韓国籍の元弁護士梁英哲被告(41)=大阪弁護士会から除名=に対し、大阪地裁は19日、懲役4年6月(求刑懲役6年)の実刑判決を言い渡した。
梁被告は起訴内容を認めていた。加藤陽裁判官は「高い職業倫理が求められる弁護士の社会的信頼を失墜させた」と批判。5件11人の被害者の一部と示談が成立したことや、弁護士会から除名処分を受けたことなどを考慮しても、「実刑は免れない」と結論付けた。
判決によると、梁被告は2012年6月~14年4月、亡くなった高齢女性の成年後見人だった弁護士から預かっていた相続財産を自分の口座に振り込むなどして、計約5200万円を横領した。
参照:時事通信