アポロ計画では国旗を月に、JAXAの答えは・・・
この計画について、JAXA広報部に取材したところ、「アポロ計画では、米国が国旗を月面にさしていますので、物体をさすという事例はあります。ただし、この計画についてどうかという点では、答えを持ち合わせていません」という回答が返ってきました。
領有権の主張をしなければOK?
宇宙のルールを定めた国連の宇宙条約では、月を含めた天体は「すべての国が自由に探査・利用できる」とし「国家による取得の対象とはならない」と定めています。一方で、宇宙条約は、月の探査や利用を認め、資源開発も否定していません。宇宙法を専門とする弁護士でアメリカン大のパメラ・メレディッチ教授は「国や企業、個人にかかわらず資源開発は可能」と指摘しています。
今回のプロジェクトについて、的川泰宣・JAXA名誉教授は「領有権の主張をしなければ、月面に物体をさすのはOKではないか」と話しています。
今回のプロジェクトについて、的川泰宣・JAXA名誉教授は「領有権の主張をしなければ、月面に物体をさすのはOKではないか」と話しています。
実行委員会「問題ないと判断」 ポカリも計画中
実行委員会は「国際問題にならないよう「宇宙条約」など関連の取り決めを理解した上で企画を進めています」と回答。商用利用については「先行事例があることから問題ないと判断しました」としています。
大塚製薬は2015年10月に米国フロリダ州から民間企業が打ち上げるロケットにのせ、ポカリのアルミ缶に似せたカプセルに、ポカリが1リットルつくれる粉末を入れて月面に着陸させる計画を発表しています。
大塚製薬は2015年10月に米国フロリダ州から民間企業が打ち上げるロケットにのせ、ポカリのアルミ缶に似せたカプセルに、ポカリが1リットルつくれる粉末を入れて月面に着陸させる計画を発表しています。
目標1億円、現在3857万円集まる
「ロンギヌスの槍を月に刺すプロジェクト」の目標額は1億円。3月19日現在、3857万円を集めています。
参照:withnews