交際相手に暴行された女性に被害届の取り下げを迫ったなどとして、警視庁は１０日、第一東京弁護士会所属の弁護士棚谷康之容疑者（５２）（東京都豊島区北大塚）を強要未遂と証人威迫の両容疑で逮捕した。
発表によると、棚谷容疑者は昨年９月中旬、東京・歌舞伎町のホストだった住所不定、無職橋本裕幸被告（２５）（傷害罪などで公判中）から暴行を受けた２０歳代女性の自宅に、「お前は公開の法廷で証言させられる。何も良いことはないだろう。一日も早く被害届を取り下げた方がいい」などと記した匿名のはがきを送りつけたほか、女性の母親にも弁護士事務所名で同様の内容の封書を送り、被害届や告訴の取り下げを迫った疑い。
調べに対し、棚谷容疑者は「はがきは送っていない。封書は送ったが、取り下げを頼んだだけだ」と容疑を否認しているという。
参照：読売新聞
