飲食店の情報サイト「食べログ」に事実に反する内容が投稿され、来客が激減したとして、飲食店などを経営する札幌市の会社が8日、サイトを運営する「カカクコム」(東京都)に対し、店の情報の削除と損害賠償220万円を求めて札幌地裁に提訴した。
訴状などによると、同社は昨年2月ごろ、札幌市近郊の店の情報を食べログに登録。今年3月ごろ「出てくるのがおそい」「まずい」などとの投稿が掲載されたため、メールで同社に店の情報の削除を3、4回要求。だが、同社は「内容に違法性がないので削除には応じられない」として拒否したとしている。原告側の高森健弁護士は「掲載を拒絶する店の情報を掲載し利益を上げるのは不正競争にあたる。真偽を問わない口コミを投稿させる状態は営業権を侵害し、違法だ」と話している。カカクコムは「訴状が届き次第、適切に対応する」としている。
食べログを巡っては、2010年に佐賀市の飲食店が内容が更新されず客に誤解を与えるとして削除を求め提訴。カカクコムが情報を削除、飲食店は訴訟を取り下げることで合意した。
参照:毎日新聞
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