愛知県警警部を脅す電話を部下にかけさせたとして名古屋市の風俗店グループ「ブルー」の実質的経営者らが逮捕、起訴された事件で、県警は31日、グループの顧問弁護士を務める城(たち)正憲容疑者(65)=同県愛西市=がこの部下を逃亡させていたとして、犯人隠避の疑いで逮捕した。捜査関係者が明らかにした。
県警は、城弁護士が脅迫事件の実行役を逃亡させるなど立件を阻む工作を主導していたとみて調べる。名古屋市内で任意同行を求められた城弁護士は31日午前7時25分ごろ、捜査車両で市内の警察署に入った。
犯人隠避の疑いで逮捕されたのは、城弁護士のほか、ブルーの実質的経営者、佐藤義徳容疑者(55)とブルー元役員(38)。県警は、逃亡した部下の青木公司容疑者(43)ら2人についても、逃亡中に他人名義の携帯電話を使ったとする携帯電話不正利用防止法違反容疑で逮捕した。
捜査関係者によると、別の詐欺事件で逮捕、勾留されていた佐藤容疑者は2011年6月ごろ、接見にきた城弁護士に対し、「青木に命じて警部を脅迫したことがある」と相談。城弁護士はその後、元役員に会って青木容疑者を逃がすよう指示し、300万円の逃亡資金を用意させた疑いがあるという。青木容疑者は直後に沖縄に向かい、ホテルなどで数カ月間滞在していたことが確認されている。
参照:朝日新聞
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