2014年4月21日月曜日

交通事故遺族の自助グループが発足 宮城で初

 宮城県内で初となる交通事故遺族の自助グループが20日、発足した。設立総会が仙台市泉区であり、名称を「みやぎ交通事故遺族の会」と決めた。


  子どもを事故で失った県内の3組の遺族計6人が参加。代表に佐藤早織さん(45)=宮城県利府町=が就いた。佐藤さんの長男翔樹君=当時(8)=は2000年7月、太白区の青信号の横断歩道でクレーン車にはねられ命を落とした。

  佐藤さんは「息子を亡くしてから、県内に交通事故遺族の自助グループができるまで14年かかった。会を立ち上げられ、うれしい」と語った。

  同会は拠点を青葉区に置き、会員は県内の交通事故遺族とする。定例会を毎月1回開催。遺族同士の語り合いや事故の悲惨さを伝える講演、事故をめぐる制度改正の要請といった草の根活動の展開を目指す。

  副代表で、関東交通犯罪遺族の会(通称あいの会)の相談役も務める佐々木尋貴さん(50)=青葉区=は、同会が弁護士らの法的助言を受けていることを踏まえ、「みやぎ交通事故遺族の会の活動を理解し、協力してくれる弁護士ら法律家が必要」と訴えた。

  会の連絡先はメールアドレスspfh4wx9@river.ocn.ne.jp

参照:河北新報

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