日弁連交通事故相談センター県支部は今月から、交通事故に関する手続きなどを弁護士が電話で案内する無料サービス「交通事故コンシェルジュ」を始めた。事故対応に詳しい弁護士が「総合世話係」(コンシェルジュ)として、事故当事者に適切な解決方法を案内する。
同支部では既に、弁護士が面談方式で民事上の法律相談に応じる事業や、事故による高次脳機能障害に特化した相談事業をいずれも無料で実施しているが、「弁護士への相談は敷居が高いと思われがち」(同支部)という。事故に遭って外出が不自由な人にも気軽に利用してもらえるよう、電話による案内サービス事業を始めた。
利用者が相談を申し込むと、翌日(土日祝日は除く)までに担当の弁護士が連絡。電話相談は原則20分間で、面談での相談が向いているケースは同支部が既に実施している無料相談を紹介する。
運営する同支部委員会の狩倉博之委員長は「弁護士への相談はお金や時間がかかると思われがちだが、保険によっては弁護士費用が支払われるものや、賠償額をめぐるトラブルで弁護士が示談をあっせんする仕組みなどがある」と指摘。「専門家の意見を聞いた方が納得できる解決につながるので、まずは相談を」と呼び掛けている。
受付時間は平日午前9時半~正午と午後1時~4時半。刑事処分や行政処分に関する手続きの相談については対象外。申し込みは専用電話045(211)7726。
参照:神奈川新聞
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