大阪府警東署は8日、大阪市中央区の70代の無職女性が、商社社員や弁護士を名乗る男からの電話に応じて計約1億4600万円を宅配便で送り、だまし取られる詐欺事件があったと発表した。
東署によると、1人暮らしの女性宅に昨年12月10日、商社社員を名乗る男から電話があり「災害の被害者のための家を大阪に建てるが、被災者に入居してもらうため、名義を貸してほしい」と頼まれた。女性が自分の名前を伝えると、翌11日以降、弁護士を名乗る男らからの電話で「住むつもりがないのに名義を貸せば詐欺になる。あなたを守ってあげたいが、解決にはお金が必要だ」などと言われた。女性は13日、男の指示通り現金1000万円を東京都内に送ったが、その後も金融庁の職員を名乗る男らから電話が続き、25日までに計4回、現金を宅配便で送った。
女性は電話での指示に従い、宅配便の伝票の品名の欄には「本」と記入していた。年が明けて男らへ電話がつながらなくなったため女性が知人の弁護士に相談し発覚した。
参照:毎日新聞
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