米アップルと韓国サムスン電子の両最高経営責任者(CEO)は、特許をめぐるカリフォルニア州での次回裁判を前に、和解を目指して会談の機会を設ける予定だ。8日の裁判所への提出資料で明らかになった。
これは3月に始まる次回裁判の前に調停案の提出を求めた裁判所命令への対応。
両社はこれまでにも調停を試みたが、合意に至らなかった経緯がある。
提出資料によると、両社の法務担当幹部らは今月に入り調停を協議し、有名案件を手掛けた経験のある仲裁人を置くことで合意した。両CEOの会談は2月19日に予定され、それぞれの社内弁護士も同席する。
アップルの広報担当者はコメントを控えた。サムスンは直ちにコメントする用意がないとした。
特許侵害をめぐる米国での最初の訴訟では、サムスンがアップルの知的財産権を侵害したとして9億3000万ドル(約977億円)の支払いを命じられた。3月に始まる裁判では、比較的最近発売されたサムスンのスマートフォン「ギャラクシーS3」などに採用されているアップルの別の特許が焦点となる。
業界専門家によると、次回裁判ではより新しく販売台数の多い製品が対象となることから、特許侵害が認められた場合、サムスンの損害賠償額はさらに増える可能性がある。
参照:ウォール・ストリート・ジャーナル
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