2012年10月4日木曜日

弁護士ならではのスマートフォン活用術とは?

普段、我々が生活する中で避けることができないのが「トラブル」。それは、隣人との騒音トラブルだったり、自分が勤めている会社との労使トラブルだったり、はたまた家族との相続トラブルなど様々だ。そんな時に力強い味方になってくれるのが弁護士だが、地方在中の方の中には最寄りに頼りになる弁護士がおらず、民事訴訟や法律相談などで困ったというケースも少なくないだろう。

これには、現在弁護士の大半が東京・大阪などに集中しているのがひとつの要因として挙げられる。国や弁護士会も対策に乗り出しているが、いまだ十分とは言えないのが現状だ。そんな状況に一石を投じたいと考えるのが、アディーレ法律事務所の代表弁護士 石丸幸人氏。今回は、弁護士会に若手の息吹を与えようとしている石丸氏と、その人となりに着目した。

■ 弁護士の9割が首都圏在中--偏在の打開を目指す石丸氏とアディーレ法律事務所

石丸氏は1995年に横浜国立大学を卒業後、セガやパソナソフトバンクなどの株式公開企業やベンチャー企業を経て、2001年に司法試験に合格。その後、大手綜合法律事務所を経て、2004年にアディーレを設立した。

弁護士界は予てから市場競争が制限されてきたが、小泉内閣が「聖域なき構造改革」の一環で推し進めた司法制度改革を契機に、弁護士人口が大幅に増加。しかし、都市部に偏在するという課題は解消されることなく、地方では昔ながらの弁護士による殿様商売が横行していた。

そんな状況に風穴を開けるべく風雲児として登場したのがアディーレだった。石丸氏は、寡占状態にある弁護士界は他の市場と同様、マーケットのニーズに的確に応えることで成功できると睨み、地方でも様々な分野のリーガル・サービスをワンストップで提供せんと支店開設を進めた。

同氏は、全国に約253もある地方裁判所に対応した支店を、それぞれの地域に置きたいと考える。特に、ここ2年間は地方進出を積極的に展開しており、現在事業所は30拠点弱を数えるなど競合を圧倒している。無論、商店街にイオンモールができるような事態に、支店を置いた地域の他の弁護士からは「営業妨害」と言われるなど良好な関係ではないが、依頼者からは確かな手応えを感じていると石丸氏は自信を見せる。

■ 急成長を続けるアディーレの舵と取る傍ら、子育てにも励む石丸氏

「組織の質と規模をスピード感を持って追求すること」が自分の原動力という石丸氏。アディーレの異例ともいえる成長性は、同氏のスピード感が反映されていることは言うまでもないが、常時約3万件近くを請け負うことからも言えるように、依頼者から強い信頼を得ている点も目を見張るものがある。スピードと質の両立は、フットワークの軽いベンチャー企業でもそう簡単にできるものではない。

また、石丸氏には弁護士業以外でも有望なマーケットがあれば進出したいという考えもあり、最近では、交通事故で入院した日数や治療期間などを入力すると適正な損害賠償金を算出したり、離婚の慰謝料を自動で計算するスマートフォンアプリの構想もあるとのこと。経営者としての素質も兼ね備える。

なお一見、仕事一筋に思える石丸氏だが、子育てにも熱心な2児の父でもある。午前中は子どもの面倒を見て、午後から出社することも多いというが、自慢のスピード感で限られた時間内で膨大な仕事をきっちり捌く。最近では、空いた時間で保育士免許を取得し、「すごく欲しいと思っていた子どもがやっとできて、今流行のイクメンになろうと保育士も取っちゃいました」と自分が弁護士になったきっかけも含めて「単純な理由です」と笑いながら話し、場を和ませてくれた。

■ 弁護士にスマートフォンは必要不可欠

アディーレの代表にして育児もこなす石丸氏だが、スマートフォンは日常の業務において必要不可欠だという。性能でチョイスし、1年前から愛用している「GALAXY S II」なら、3,000ページ以上におよぶ法律書「模範六法」を収録するアプリをサクサク利用することができる。

因みに、弁護士の必須品である「模範六法」だが、公布された改正法令や新法令により頻繁に内容が更新されるため毎年購入が必要になる。しかも、案件によっては過去の版を参照することもあるので安易に破棄できず、年を追う毎に弁護士分だけオフィスに溜まっていく。所属弁護士が多いアディーレでは、毎年100冊近く累積されるそうだ。

それらの過去分も収録され、自動で内容が更新される同アプリは非常に便利と石丸氏は絶賛する。紙では細かい文章もアプリでは拡大・縮小が自在なので、年齢が高めの所属弁護士にも好評とのことだ。

また、スマートフォンを所有してから、メールや資料のチェック、裁判所の Web サイトで判例を検索するのが出先でも容易にできるようになったという。特に、これまで紙の資料をあさって探していた判例が検索で直ぐに拾い出せることに関しては、「本当に便利な世の中になった」と感慨深い面持ちで話してくれた。

オフィスワークが多そうな弁護士だが、意外にも法廷だけでなく現場に足を運ぶことも多い。弁護士とは、刑事に勝るとも劣らないほどの体育会系の職業なのだ。

そして、現場で大活躍なのがスマートフォンのカメラ。例えば、新築一戸建で水漏れにより損害が出たという民事事件の際、水漏れの箇所などといった要所を写真で撮影することは日常茶飯事だが、その場面で石丸氏はスマートフォンの写真撮影機能を頻繁に利用している。部屋が傾いていることを証明するためにビー玉が転がっていく様子をおさえるなど、静止画では伝わりにくい証拠には動画機能を使うそうだ。

最後に石丸氏へ、次期端末として GALAXY S II の後継機である GALAXY S III について意見をうかがってみた。実機を渡すと「大画面なのに薄くていいですね。何よりもスピードを重視しますが、GALAXY S II と同様以上にサクサク感があります。実際に手にしたら仕事で活躍することを期待したいです」と好意的なコメントを寄せてくれた。

参照:japan.internet.com

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