宇都宮地方裁判所で10日、裁判員経験者と法曹関係者による意見交換会が開かれた。裁判員経験者7人と綿引万里子裁判所長、裁判官、検察官、弁護士が参加し、裁判員の負担や制度の周知などについて意見が交わされた。
複数の裁判員経験者が指摘したのは守秘義務の問題。「裁判員以外とも考えを話し合いたい」という意見のほか、那須塩原市の教員、高山暁子さんは「仕事を休むためなら裁判員に選ばれたと伝えても良いといわれたが、100人以上に伝えても良いのか分からず困った」。他に「検察や弁護士の声が小さく何を言っているのか聞き取れなかった」といった指摘も。
井上豊判事は「指摘を今後に生かし、守秘義務の範囲の周知徹底や裁判の進行について改善を図りたい」と述べた。
参照:産経新聞
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