2013年1月26日土曜日

被告人の弁護士が偽証罪で検事告発 静岡

 大麻の密輸事件の公判中に、犯罪の立証に必要な電子メールの文面を被告人に見せていないのに見せたなどと虚偽の供述をしたとして、被告人の弁護を担当する小川秀世弁護士が25日、事件を担当していた女性検事を偽証罪で静岡地検に告発したと発表した。小川弁護士が会見して明らかにした。

 告発状によると、大麻取締法違反の罪で起訴され、公判中の男性米国人の被告(27)は、双子の弟と共謀し、米国から日本に大麻を密輸したとされる。

 しかし、小川弁護士によると、共謀の証拠として検察側が主張している電子メールのやりとりは、「共謀を意図する内容のものではないのに、警察や検察が内容をねじ曲げて翻訳した。そのため、被告にメールの内容を示さないまま供述調書を作成した」という。

 被告は公判では一貫して無罪を主張している。小川弁護士は袴田事件の弁護団の事務局長を務めている。

 静岡地検の千葉雄一郎次席検事は「適正な捜査をしたと認識している」と話している。

参照:産経新聞

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