2013年11月1日金曜日

<脱税>健康飲料ビジネスで1億円、社長を告発 東京国税局

 セミナーなどを通じて会員を募り健康飲料を販売するネットワークビジネスで得た所得を申告せず、約1億円を脱税したとして、東京国税局が東京都世田谷区の会社社長を所得税法違反容疑で東京地検に告発していたことが1日、分かった。

 関係者によると、告発されたのはインターネットサービス会社を経営する玉井暁(あきら)社長(45)。玉井社長は19種類のフルーツをブレンドしたジュースなどを販売する会社「モナヴィージャパン」(東京都港区)に会員登録し、同社から多額の報酬を得ていたにもかかわらず、2012年までの3年間に2億8000万円余の所得を申告せず、所得税を免れた疑いが持たれている。

 モナヴィージャパンによると、会員になると健康飲料などの製品を会員価格で購入でき、身近な人に紹介して流通させたり、会員登録を勧めたりする活動の成果に応じて報酬を得られる。玉井社長は自分の会社の事業とは別に、年間約500回ものセミナーを開いて会員を集め、トップクラスの報酬を得ていたという。

 玉井社長は毎日新聞の取材に対し、弁護士を通じて「国税局から指摘された内容を真摯(しんし)に受け止め、既に申告を済ませた。税務に関する知識不足が招いたことであり、今後は適正な納税に努める」とコメント。不正に得た資金は、車の購入費や生活費に充てたという。

参照:毎日新聞

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