未公開株購入を持ち掛けて現金をだまし取ったとして、詐欺罪で強制起訴され1、2審で無罪となった投資会社の白上敏広社長(62)=沖縄県南城市=について、最高裁第1小法廷(桜井龍子裁判長)は17日付で、検察官役の指定弁護士の上告を棄却する決定を出した。無罪が確定する。
強制起訴に基づく裁判で無罪が確定するのは、資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡り政治資金規正法違反(虚偽記載)に問われた小沢一郎・生活の党代表に続き2人目。
社長は2002年に上場見込みが乏しい企業の未公開株購入を持ちかけ、沖縄県内の3人から4800万円をだまし取ったとして10年に強制起訴された。だが、1審・那覇地裁は時効成立部分を免訴とした上で詐欺罪成立を否定。無罪を言い渡し、2審も支持した。
社長は逮捕後に不起訴とされたが、被害者の申し立てを受けた那覇検察審査会が10年、「裁判所で真実を究明すべきだ」などとして起訴議決をした。
参照:毎日新聞
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