2014年3月17日月曜日

「先輩の依頼断れず」 戸籍不正請求の弁護士を懲戒処分

 ノーベル賞作家、川端康成の親族の戸籍謄本を不正に請求したとして、兵庫県弁護士会は、姫路市に事務所を置く男性弁護士(66)を戒告の懲戒処分とした。処分は6日付。

  同会などによると、弁護士は国文学が専門の元短大教授から「親族の戸籍を調べてほしい」と依頼され、2011年9月ごろ~12年7月の間、35回前後にわたって、全国各地の自治体窓口で「著作権使用請求事件、民事訴訟準備のため」との使用目的を請求用紙に記入。戸籍謄本や住民票などを不正に請求し、入手したという。

 弁護士は研究者と付き合いはなかったが、「高校の先輩で、趣味の研究と言われて断り切れなかった。軽率だった」と話している。研究者は同人誌に成果を発表し、弁護士に感謝の言葉を記して発覚したという。

参照:神戸新聞NEXT

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