2014年3月26日水曜日

検察側、二審破棄求める=秋田弁護士殺害で弁論―最高裁

 秋田市で2010年、弁護士の津谷裕貴さん=当時(55)=を刺殺したとして、殺人などの罪に問われた無職菅原勝男被告(70)の上告審弁論が25日、最高裁第3小法廷(大橋正春裁判長)で開かれた。検察側は審理を差し戻した二審判決の破棄を求め、結審した。判決期日は後日指定される。


  二審仙台高裁秋田支部は、菅原被告が津谷さんを刺す前に拳銃の引き金を引いたとした一審の認定について、起訴内容に含まれていないのに訴因変更をしなかったなどと指摘。手続き上の法令違反があったと判断し、懲役30年を言い渡した一審秋田地裁の裁判員判決を破棄、審理を差し戻した。これを受け、検察側が上告していた。

  弁論で、検察側は一審の認定について「殺人の経緯や量刑判断の一要素として認定したに過ぎず、訴因変更は必要ない」と主張。弁護側は「訴因変更が必要なのは、過去の判例から明らかだ」と反論した。

参照:時事通信

0 件のコメント: